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森のいま〜森の事情通になろう!

ふるさと森林所有者情報(不在村所有者情報)

不在村森林所有者の中には、今はやむを得ず地元を離れて暮らしているけれど、
田舎に残してきた土地や山林が気になるという方も多いでしょう。
山の手入れなど何とかしなければならないのは分かっているけれど、そのきっかけもなく、
わざわざお金がかかるようなことはしたくない。そんな思いをもつ人はたくさんいると思います。

しかし正しい情報を知れば、山を有効に活用し、おこづかい程度の収入につながることもあります。
それに、収入だけではありません。
あなたの家の大事な資産である山林の資産価値を高めること、
また先代に残してもらった山林をこれからも代々引き継いでいくことは、家族にとって大事にしたいことでしょう。

最近では、みなさんのように地元を離れて暮らす不在村森林所有者のために、
山林経営の説明をしたり、見積りをつくるなどの取り組みをする都道府県や森林組合があります。

あなたの出身の自治体でも同様の取り組みが行われているかもしれません。
いちど調べてみると良いでしょう。

◆不在村森林所有者を対象に「林業経営塾」を開催 ◆不在村所有者の山林を生かし団地化をすすめる

◆不在村森林所有者を対象に「林業経営塾」を開催 −地域全体での林業再生−

愛知県のなかでもスギ・ヒノキの人工林が広がる三河山間地域では、
県の普及指導実施方針により、「林業再生」をテーマとして掲げ、
木材生産から木材輸送、造林の作業においての低コスト林業の確立に取り組んでいます。

低コスト化を実現するためには、まとまった規模の施業地の確保、すなわち団地化が必要です。
そのため、三河山間地域に現在暮らしている林家だけでなく、
4割を占める不在村森林所有者の方々にも、地元の山林の状況を知ってもらうことが大切だと考えました。
そこで不在村森林所有者を対象とし、林業の基礎を学んでもらう講座「林業経営塾」を開くことにしたのです。

基礎コースと応用コースを設け、応用コースは基礎コースを終えた者を対象とし、
平成16年度から平成18年度の3年間で175名の不在村森林所有者が受講しました。講義内容は次の通りです。

基礎コース
連続3日間の座学
応用コース
前半2日間は座学/3日目は全現地研修
・森林の機能
・境界確認
・補助事業制度とその活用
・森林組合職員の講話
・森林組合と受講者の個別相談
・所有山林の立木評価試算
・木材市場見学
・境界確認を行った山林の事例見学

受講者は、これを契機に森林組合へ直接コンタクトをとれるようになり、
山林管理や施業の具体的な相談が進んでいるそうです。また、林業普及指導員とのつながりもでき、
受講者は所有山林の今後の見通しについて、直接、普及指導員に相談することができ、安心感が生まれました。

今後も、地元と都市部のそれぞれで説明会を行う予定です。
地域ぐるみの林業再生を目指した取り組みはこれからも続きます。

出典:『現代林業』2007年2月号

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