あなたやあなたのご家族は、山を持っていませんか?
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自分の森林を活用し、楽しみたいと願う人が集う場です。
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山をビジネスに生かす
森林は、木材を生産する場としての役割をもつだけでなく、私たちに様々な恵みを与えてくれます。
きのこ、山菜、木の実、山野草などといった生産物や、
土壌、水、空気、二酸化炭素吸収、野生生物の生息場、景観、森林レクリエーションなど、
森の生態系がつくり出しているものは多彩です。
ここでは、そのような森林の恵みを自分のビジネスに生かしている人を紹介します。
あなたのアイディア次第で、森はもっと活用できます。それが時には、副収入にもつながるかもしれません。
◆山菜・山野草
あなたの山で、タラの芽やフキノトウなどの山菜や、可憐な花をつける山野草を見かけたことはありませんか。
これらの多くは日陰を好むので、森の中でひっそりと生育していることがよくあります。
すでに自生しているものも多くあるかもしれませんし、林床を利用して少しずつ増やしていくのもよいでしょう。
奈良県野迫川村で民宿「よしのや」を経営する吉野武文さんの山は、
春には、ゼンマイ、ワラビ、ウド、イタドリ、フキ、タラノメ、
夏はミョウガ、ウワバミソウなどの山菜が、
秋はマツタケ、シメジ、イグチなどのきのこを
見つけることができる豊かな場所です。
それらを調理して宿泊客をもてなすと、とても喜んでもらえるそうです。
「うちは山菜料理がウリのひとつ。
植物が好きな人が多いので、山へ案内すると喜んでくれて」と
二六子夫人は話します。
また、山梨県甲府市の地場惠雄さんは、スギ林の林床でギョウジャニンニクを栽培しています。
たまり漬けなどに加工した商品は地域住民にも評判が良いそうです。
「地域の山が少しでも活性化するならうれしいですね。
ぼくが特用林産物を生産しているのも、山をできるだけ活用したいからです」と
所有林を知り、有効に利用している様子がうかがえます。
福井県美浜町で「森と暮らすどんぐり倶楽部」を経営する
松下照幸さんの山の林床には、セリバオウレン、チャルメルソウ、
ショウジョウバカマ、ヤブコウジ、ゲンノショウコ、イワタバコなど
地域に自生する山野草が残されています。
これらは、クラフト体験やコケ玉づくりなどのプログラムに利用しています。
他にも希少種にこだわらず、ススキやツル植物、木の実など、
林の中に困るほどたくさんあるものも使います。
「生命力のあるものは大事だと思うので、(参加するお客さんに)
どこにでもあるような植物にも注目してほしいという意味を込めています」
と松下さん。
このように自分の所有林の可能性を知ることが、
森の持つ力を発揮させ、より多くの人に森の魅力を伝えるきっかけにもなります。
あなたの山には、いったいどのような可能性が潜んでいるでしょうか。
出典:月刊『林業新知識』2001年10月号(吉野武文氏)
月刊『林業新知識』2000年6月号(地場惠雄氏)
月刊『林業新知識』2008年6月号(松下照幸氏)
(社団法人 全国林業改良普及協会)











