福島県の「山の戸籍」づくりの事例をアップしました。
フィールドコーディネーター
・(社) 福島県林業協会
・会津流域林業活性化センター
・会津若松地方森林組合
●どうやって「山の戸籍」づくりを進めたの?-こんな方法で呼びかけました
・どんな人を対象に?
会津若松市の隣接地域で、間伐などが遅れている森林を所有する不在村森林所有者を対象としました。
・どうやって所有者を探しだしたの?
対象地域が14万haと広域であることから福島県の森林計画図及び関係資料の収集をはじめ、現地事情に精通している森林組合職員からの情報収集により大枠での対象地フィールドを選定し、情報を元に手入れが行き届いていないと見込まれる森林の位置を図面に落とすことにしました。
また、この段階で少しでも精度の高い情報を把握するため、各地域に存在する森林組合総代からも聞き取りによる情報収集を行いました。
・こんな方法で呼びかけました
所有者の現居住地が各方面に分散していることから、働きかけや合意形成活動はそれぞれの所有者を個別に訪問し実施することにしました。
森林組合が担当し、「山の戸籍」づくり運動活動について詳細に説明すると共に、森林組合の業務内容及び今日の森林整備施策に関係する情報を併せて提供しました。
●フィールドの現地調査
森林所有者の山林について、次の流れで現地調査を行いました。
ア) 森林簿等による森林所有者の住所及び森林の所在地の再確認
イ) 法務局に赴いて森林所有者の森林の所在地及び図面の確認
ウ) 森林所有者又は地域森林の状況に詳しい者の案内で森林の位置を特定
エ) 案内者の証言に基づき境界の確認
(見出し杭又は目印のみにとどめる。)
オ) 境界が明瞭に判別できる点を探してGPS基準点を設置、測定
カ) 現地調査項目にしたがって森林調査の実施
現地の森林の様子
●所有者さんの反応は?
・森林組合では、こんなこともするのですか。
・自分の山のことがわかって助かる、全部の山やってほしい。 4人
・他所から来て山仕事する時に、誰が世話をするのですか。3人
・ボランティアはどんな山仕事でもするのですか。3人
・1.0haの間伐を森林組合に依頼したら経費はいくらか。2人
・間伐すると補助金はどのくらい出るのか。 4人
・ボランティアが来て仕事する時現場に立ち会ってもよいか。2人
●所有者さんへの聞き取り結果(8人の所有者)
①現在所有されている森林面積を知っていますか。
知っている 1人
知らない 7人
②森林所有者ごとの所有森林面積
3ha未満 4人
3~5ha 1人
5~10ha 1人
10ha以上 2人
③最後に植林したのは
3年前以内 0人
3~5年前 0人
5~10年前 1人
10年以上前 7人
④最後に手入れをしたのは
3年前以内 0人
3~5年前 1人
5~10年前 3人
10年以上前 4人
⑤手入れをした施業内訳(複数回答)
下刈 7人
除伐 5人
間伐 2人
枝打ち 1人
その他 1人
⑥3年前以内に手入れをしなかった理由は(複数回答)
暇がなかった 4人
木材価格が安く、する気がない 5人
高齢化でできない 5人
山への関心がなくなった 3人
⑦森林の手入れをする後継者はいますか。
いる 1人
居ない 7人
⑧所有林の手入れを任せてもいいと思いますか。
任せてもよい 7人
任せない 1人
⑨任せるとすれば、何か条件はありますか。(複数回答)
負担がなければよい 8人
きちんとした団体がよい 4人
還元があれば良い 8人
作業内容により任せる 2人
無条件でも任せる 1人
きれいな林にしてもらえるなら任せる 2人
⑩「山の戸籍」づくり運動について
必要だと思う 2人
どちらかといえば必要だと思う 5人
必要ない 0人
どちらとも言えない 1人











